パチスロ 必勝 本 web tv

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静希は二枚のトランプを手に取りながら内部を観察しようと意識を集中するが、中に何があるのか把握できない否、把握はできるのだ、光があることは認識できるがどれほどの量が入っているのかが分からない光などという実体も意識もないような物を入れているのだから仕方ないことだが、試すにはもってこいかもしれないとはいえその効果は全くの未知数日中の光を吸収しただけのもので、一体何が起こるのか静希もわかっていないそれこそただのフラッシュ程度の光源になっているかもしれない「雪姉、ちょっと試すな」「ん?何か妙案?」「いや・・・実験」二枚のトランプをカメラの視界範囲外から二体の無人機を挟み込むように張り付けるカメラが外部に仕込まれているとはいえ、さすがに外装部にはりつけられた紙状のものに反応できるような性能は持ち合わせていないようだった「一体何するのさ?新技?」「新しいのには違いないけど、一体何が起こるのかわかったもんじゃないんだ、一応これ渡しておく」静希が渡したのは光を遮るための暗幕である仮面の上から暗幕を目に当てて万が一にも光で目がつぶれないように注意する「なんかすごい厳重だね、結構やばい攻撃なの?」「そうだな・・・運が良ければレーザー、運が悪けりゃ照明」「・・・落差がすごいね」静希自身太陽の光がどれほどの力を持っているのか分からないのだ虫眼鏡などを使って太陽光を集めて紙を焼く実験、ほとんどの人間が子供のころにやったことがあるだろう今回の場合は光を屈折させて光を一点に集めるのではなく、長時間集めた光を一定時間内に放出するというものだこのトランプの中にどれほどの光量と熱量がため込まれているのか静希自身把握できないそれ故に結果が分からないのだ、慎重にもなるというものだろう「でもさ、もしレーザーだったら、建物貫通しない?」「そうだな・・・一応一枚は回収にしておくか」最初は両方のトランプから同時に光を放出しようと思っていたのだが、なにが起こるか分からない以上、多少の保険をかけておくのも必要かもしれないなにせ最悪火事になりかねないのだ雪奈の助言通り一枚は放出用、もう一枚は回収用として一直線上に配置されたトランプを確認してから静希は深呼吸する「よし、いくか」「いやぁ、ドキドキするね」静希も雪奈も興奮とは別の意味で心臓が高鳴っている不安もそうだがなにが起こるか分からないという未知に対しての高揚感は男女共通らしい雪奈を普通の女子として見ていいのかはこの際おいておこう「んじゃ・・・3、2、1、キュー」静希が指を弾くと同時に片方のトランプから無人機に向けて光の筋が放射されるそれはあっという間に無人機の装甲の色を真っ赤に変化させていく、強固であったはずの装甲は融解し数秒で一機を貫通しもう一機に高熱を叩きつけるそしてさらに数秒後には残った一機の無人機も貫通しゴールである収納し続けているトランプへと光を納め始めたそれを確認するや否や静希は光の放出を止めてトランプを回収する二人はトランプが戻ってくるのを確認してから視線を合わせて恐る恐る扉から顔を出して被害を受けた無人機を覗き見る無人機は光が照射された場所が見事に変形してしまっている、内部の回路や機材も一緒に熱で溶かされていた「うっへ・・・予想外の威力、これはまさにビームだね、いやレーザー?」「どっちでもいいけど、これは安易には使えないな」「へ?なんで?強いじゃん」雪奈は強ければ使えるという考えのようだ、単純かつ前衛らしい考えなのだが静希は違う強すぎるから使ってはいけないのだ以前から所有している硫化水素のように一歩間違えればたくさんの命を奪えるしかも今回の場合静希が光を放出する際に行った時間が問題だった「まだこのトランプの中、かなりの光が残ってんだよ・・・二割くらいしか消費してないと思う」「二割・・・それ全部使ったら・・・」「・・・最悪、一帯の気温が急上昇する」静希が日中に太陽光を吸収するのは多く見積もって八時間そしてそれを七月末から一ヶ月間続けた真夏の強い日差しを毎日収納し続け、二百四十時間近い光を放出する際、今回は五分で全てを放出するように調整して放出しただが実際に無人機の破壊にかかった時間は数十秒一分もかかっていないもしこれをさらに短い時間に集約して放出した場合一体どれほどの熱量が一点に放たれるのか間違っても人体に向けてはいけない武器の完成である仕込みに時間がかかる上に、完成度が不明、しかも発動時間が短いほど威力を増すなんとも扱い辛い手札ができたものだと静希は頭を抱えてしまう機械相手にはちょうどいいがこういう無人機などを相手にすることなどもうほとんどないだろう硫化水素に変わる切札にと思っていたが、これは想像以上だ毒性の高い硫化水素とはいえ所詮は気体、風などで吹き飛ばすことは容易だがこの攻撃は光と熱の同時攻撃鏡などで跳ね返せるレベルの熱量ではない切札と言うには少々攻撃的すぎる「何にせよ、無人機は破壊できたからいいじゃん、こっからはどうする?」「正直俺らの仕事は無いと思うぞ?地下からは鏡花達、正面から陽太、たぶん地下からあがってきた二人と合流して上に移動するだろうし」静希の読みは大方あたっている時間は少しだけ遡り、門を突破した陽太はまず最初に目についた無人機に急接近し横から思い切り殴り付けていた技術など何もないようなただのパンチだがその一撃で無人機は装甲をへこませ、ドラム型の機体は宙に浮き数m吹っ飛ばされるそして転がった無人機を足蹴にし炎を全開にして内部にある回路ごと熱して破壊していく「さぁてお仕事お仕事」陽太の仕事は派手に暴れること、手始めに表に出ている無人機をすべて破壊するところから始めようとしていた意気揚々と走りだし曲がり角でちょうど出くわした無人機を蹴りあげ、壁に叩きつけたうえで炎で熱し破壊していく隊列を組んで攻撃を仕掛けてくるのならまだしも、単体でただ一定速度で巡回している程度の無人機に陽太は遅れなどとらないカメラに陽太の姿を捉えてから攻撃態勢に入るのに若干の時間がかかる、その時間を見逃すほど陽太は甘くない高速で外周を移動しながら四機の無人機を一分もかからずに破壊し終えると陽太は正面玄関の前に立つ「よしよし、派手に行きますか!」右腕に炎を集中し大きく息を吸い込む陽太が槍を作成するにあたって得た副産物炎の集中と解放巨大な槍状にするには高い集中と時間を要するが、拳より少し大きい程度の形に押しとどめるなら数十秒程度でできるようになっていた炎が直径二十センチほどの球体となって右手と同化したのを見ると、陽太は大きく振りかぶり、拳を扉に向けて叩きつけるそして拳と扉が触れる瞬間に炎を解放して物理的な破壊に加え爆発による衝撃を起こし扉を吹き飛ばす陽太の予想よりも大きな音を立てて吹き飛んだ扉、どうやら机などを並べてバリケードを作っていたようだだが陽太の拳の前にはまったく無意味、そこいらに並べてあったバリケードごと力任せに破壊され、焦げた臭いをまき散らし、辺りにはガラクタと化した机が散乱している「この!止まれ!止まらないと撃つぞ!」廊下の一点から聞こえたのは男の声だ、だがその声は僅かに震えている陽太がその声の方向に目をやると自動小銃をこちらに向けている囚人の姿があるどうやらその様子からこの刑務所を占拠した犯人グループの一人のようだだがその姿は陽太の目から見てもあまりにもお粗末な構えだった以前見た特殊部隊の人間のような型にはまったものではない腰が引けている上に恐らく狙いも定まっていない、完全に訓練されていない無能力者のようだったしかもその体は僅かに震えている恐らく陽太の姿と先ほどの攻撃を見ていたのだろう、明らかにその表情は恐怖に支配されている「おとなしく投降しろ!そうすれば怪我しないで済むぞ!」「ふ、ふざけるな!我々は『神の手』を救いだすまで止まらん!」声を裏返しながら引き金にかけている指に力を込め始める話をしている余裕なんてないなと理解すると同時に陽太は疾走する陽太が動くと犯人は大声を上げながら銃を乱射するだが高速で左右に移動しながら接近してくる陽太には一発もあたることはない距離がゼロになる瞬間陽太は通り過ぎざまに持っていた小銃を掴み熱と腕力で二度と使用できないように破壊してしまう「ったく、誰かに当たったらどうするつもりだっての・・・で?まだやるか?」「ひっ・・・!」男は恐怖で顔をゆがめながら尻もちをつきながら後ずさりしているさすがに何の武器もなしに能力者と戦うような気合はないようだったいや、陽太のこの姿を見ては戦う気力など簡単に削がれてしまうことだろうとにかくまずは拘束しなくてはと思い近付こうとすると後ずさりしていく男の向こう側の曲がり角から無人機が姿を現したとっさに地面を蹴り男の頭上を跳びこしながら急接近するも僅かに相手の攻撃の方が早い機体側部から飛び出した黒い物体から何発か制圧用のゴム弾が射出される常人が受ければまず強烈な痛みを覚えるだろう威力を備えているそれは、陽太の能力の前にはまったく意味をなさなかった腕を盾にして弾丸を防御しながら距離を失くし下から掬いあげるように思い切り殴り付ける装甲と飛び出ていた射出口をひしゃげさせながら重いはずの機体は壁や天井を何度もバウンドしながら床に転がる再起動しないようにしっかりと熱で破壊した後で陽太は近くにいる男を火傷しないように掴む何か拘束できるようなロープか何かがあればよかったのだが近くにそんなものはない「いいか?表にいきゃ警察の人がいるから、そこに自首しろ、でなきゃ消し炭にすんぞ?わかったな?」「はははっはい!わかりましたから!殺さないで!」さすがにビビり過ぎではないかと思いながらも、男を正面玄関から外へと放り投げる無能力者からすれば自分は化物なんだなと改めて自覚しながら陽太は大きくため息をつく「お前!そこで何をしている!」またしても僅かに震えた声が聞こえるどうやら二階から一人降りてきたようだったやるせなさなど今は置いておこう今はただ派手に暴れるだけ陽太は大声を上げながら銃を放ってくる男に向けて突進するメッセージにより誤字報告を受けまして、カウントが5になったので複数投稿先日他の方の作品を見たときに挿絵が入っていまして、画才があるのがすごくうらやましくなりました画才どころか文才もないですが・・・情けない話ですがこれからもお楽しみいただければ幸いです

鏡花達は地下二階を制圧した後すぐに地下一階に向かい、難なく地下一階も制圧していた制圧中に上の階から銃声がいくつか聞こえたが何の問題もない囚人たちの安全を確保したうえで一階へと向かうと無人機は床に転がされ正面玄関は悲惨なほど無残に破壊されていた通路の一部には大きく変形した銃が二丁転がっている「どうやら響がすでに制圧した後らしいな、急いだ方がいいかも知れん」「あのバカ・・・!片付けるの誰だと思ってんのよ!」陽太が放置していった無人機を改めて無力化し鏡花と熊田は二階へと急ぐところどころに焼け焦げた床や壁が目立ち陽太が暴れて行ったのだと理解できる後片付けが面倒だなと思いながら鏡花は無線をつける「明利!二階から上の状況教えて!」『現在陽太君が二階中央部で無人機と交戦中・・・今終わりました』どうやら陽太は指示通り本当に派手に暴れているらしかったそれにしてももう少しスマートにやれないものかと悪態をつくのだがこの速度は目を見張るものがある『後全員に報告します、陽太君が倒したと思われる犯人二名が表で警官隊に拘束されました、現状において敵勢力はすべて排除したと思われます』「了解、あとは陽太にそのことを伝えるべきね」陽太は今無線機をつけていないそのことを知っている鏡花はさらに移動を速める敵がすでにいないと分かれば迷う必要はない鏡花達が二階にたどり着くとそこもひどい有様だったどうやら扉やロッカーなどを盾に使ったのか、辺りには大きく変形したり焼け焦げた器具が目立つ「これは・・・何と言ったらいいのか・・・」「・・・あの・・・あの・・・バカ陽太がぁぁぁ・・・!」鏡花は怒りを隠そうともせずに全力で走りだす冷静に索敵を続けている熊田とは対照的に鏡花はかなり感情的に前進を続けるそして三階へと走っていくとちょうど三階にたどり着いたと思われる陽太の姿を見つけるどうやら通路に敵がいないか観察しているようでこちらには気付いていないようだ「このぉぉぉバカ陽太ぁぁぁぁ!」「え?うぎゃああぁぁぁ!」鏡花の絶叫と共に陽太に向けて壁と床を使って作られた鉄拳が襲いかかり陽太をかなり遠くまで殴りとばしたその音は管制室で待機していた静希と雪奈にも聞こえ、恐る恐る扉から様子をうかがうと鬼のようなオーラを纏った鏡花が陽太に向けて延々と攻撃を仕掛けているのが見える「うっわ・・・静、あれどうする?」「俺は知らん、もう勝手にやらせとけ、とりあえず明利に状況終了を伝えなきゃな」静希はあの惨状に加わるような気分にはなれず、手早く明利に連絡をつけて作戦が終了したことを告げるそれと同時に正面玄関から何人もの警官隊が突入していき、拘束されていた犯人を次々と逮捕していく元より囚人だった人間を逮捕すると言うと酷く違和感を覚えるが、そのことは今は置いておこう静希達は城島と明利の待つ仮設本部に戻ってくると自分の顔を隠していた仮面を脱いで顔の汗をぬぐう「暑かった・・・さすがにこの暑さに仮面はきつい・・・」「そだね、次はもうちょっと通気性を良くしてくれると嬉しかったりするんだけど」雪奈がチラリと製作者の方を向くと、鏡花は陽太を正座させて延々と説教を行っていた内容は先ほど陽太が行った槍の失敗に対してと施設内の器物破損についてなぜあそこで集中を切らしたんだとかもっとスマートにできなかったのかなど怒る内容には事欠かないようだったしかも説教は陽太にもわかるように理路整然としたわかりやすい解説付き陽太が反論しようものならその眼光と能力で強制的に生首ルートこの夏休みで陽太は完全に鏡花の尻に敷かれてしまっているようだった口論するどころか発言権すら与えられていないように見える「きょ、鏡花さん、とりあえず上手くいったんだし、その辺で、ね?」さすがに見ていられなかったのか明利が恐る恐る激昂している鏡花に歩み寄るのだが、怒りと苛立ちを表情に出しまくっている鏡花のその顔に恐れをなしてすぐに静希と雪奈の後ろに隠れてしまうまるでライオンと仲良くしようとしているウサギのようだ、対等に話すことができるような状況ではない「おい鏡花、そろそろその辺にしとけ、この暑いのにいつまでもここにいたくねえよ」「あー・・・それもそうね、後片付け始めちゃうか」さすがの鏡花もこの暑さの中いつまでも怒り続けていたくはないのか額の汗をぬぐいながら大きくため息をつく帰ったらみっちり説教と特訓よ?と言い残して陽太は生首の状態のままその場に放置される「助かったぜ静希、あの状態になると長いんだよ」「お前その状況で助かったって言えるのか?」首から上だけが地面から出ている状態で助かったと言えるとは、どんな訓練を鏡花と行ってきたかは知らないがその苦労が言動からにじみ出るようだった

「にしても・・・派手にやったな」陽太が破壊した正門を見ながら静希は呆れてそれ以上何も言えなかった完全に破壊されてしまっている正門は大きく変形し片方は遠くに放置され、固定されていたであろう壁部には亀裂がいくつもできてしまっている直接陽太の槍を受けた箇所は炎により僅かに融解しているのも見受けられるが、それ以上にひどいのは辺りに撒き散らされている鉄の塊だった陽太の槍の内部に取り込まれた鉄球、その鉄は陽太が集中を切らした瞬間に爆発と共に周囲に爆散したのだそのせいで壁や内部、道路などにはすでに冷えて固まった鉄があちらこちらに見受けられる威力は確かなものなのだが、後片付けが面倒であるという意味では前より少し性質が悪い鏡花が激怒するのも納得である「そうだ、先生、ちょっといいっすか?」「あ?お前その状態でよく普通に会話できるな」未だ埋められた状態の陽太は意に介さず城島に話しかけるのだが、はっきり言って異常な光景だだが陽太の落ち着きようから恐らくは特訓中に何度かあったのだろう鏡花の特訓だけは受けたくないなと再確認して大きくため息をついた「で?なんだ?」「犯人の一人が『神の手』を助け出すまでどうのこうのっていってたんですけど、『神の手』ってなんすか?」陽太の言葉に城島は一瞬息をのんだそして何と言うべきか迷ったのか一瞬口を開いてまた閉じる彼女自身何と言っていいのか分からないようだった「神の手は、連中が助けたがっていた能力者の称号だ、私が捕まえる前からずっとその名で通っていた」「っていうと、昔先生が捕まえたって犯罪者?」そうだと城島は額に手を当てながら大きくため息をつく神の手とやらを捕まえた時のことを思い出しているのだろうか、歯を食いしばって苛立ちを浮かべているのがわかる「なんか仰々しいっすよね、神の手なんて、そんなすごい能力者だったんすか?」「・・・すごい、と言っていいのかは分からんが、天才ではあったな、あいつの手で救われた命は数知れない、同時にあいつが殺した数もまた然りだが」能力者が犯罪を犯す時は大概が軽犯罪か大犯罪のどちらかに二分するそれこそたいした事のない窃盗罪で捕まる者もいれば何百人も虐殺して捕まるような者もいるその神の手とやらは後者、城島が言っていたように大量に人を殺してきたのだろう能力者は普段、その力を封じられて生きているそれが社会に適応するのに必要な事だからこそ、そうすることでしか生きていけないだが中にはその制度や束縛が息苦しく感じる者もいるそうした苦しさが爆発し、一気に大犯罪を犯す優秀な能力者であればあるほどその束縛は大きいそれ故に能力者が犯罪を犯す時は大々的に報道もされるし非難もされる能力者は危険であると、まるで能力者が犯罪を犯すのは当然とでもいうかのように「何人も人を殺すような奴にすがるってのも、どうなんですかね」「間違ってはいないさ、救うことができるのがそいつしかいないのならそうするしかない、そうすることしかできない・・・だが釈放となれば話は別だ、あいつは二度と外に出してはいけないんだ」神の手がどのような能力を持っているのかは知らない、だが先に城島が言ったように殺したのと同じように救った命があるのも確かなのだろうきっと狂信者は過去の、まだおかしくなる前の神の手にすがっているのだろうそうすることでしか生きられない、そうしなければ希望を持てない宗教と同じだそうすることしかできないからすがりつく、他にすがるものがないからしがみつく自分の決めたように自分で行動すれば後悔しないで済む、悩まなくて済む、すがらずに済むそんなのは強者だけだ、弱者はそうはいかない、心が折れてしまった者は、そんな風には生きられないいつだって迷うし、後悔する、恐れもするし悲しみもする立ち上がれなくなったものを立ち上がらせるための支えとして、そして道を諭す標としてあるのが宗教だそれに似たようなことが能力者にはたびたび起こるいや、宗教なんかよりよっぽど性質が悪い神の教えなどという曖昧な『生き方』や『掟』等よりも目の前に起きる『奇跡のような出来事』を信仰するものは非常に多いそれは別の人間から見れば利用価値のある商業たりえる物事だだが見る人が見ればそれは神の教えよりもよっぽど頼りになる力だ能力者である静希からすれば、そういうことはまるで手品を魔法だと喜々として語る愚かな行為に見えるそれでも無能力者からすれば種も仕掛けもあると知っていても、それはれっきとした奇跡たりえるのだ何せ自分達には起こせない事象をあっさりと起こして見せるのだから見方を変えれば奇跡で、ただの現象で、まるで悪魔のささやきのようにもなる能力というのは静希達能力者が思っている以上に強く、恐ろしく、救いたりえるものなのだ

俺はソウル・アクセルを起用し、屋根から飛び降り、アイシア達のところまで駆け寄る

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「二人とも大丈夫?」「うん

私達は平気だよ」「ていうかリリアさん、戻って来られたんですか?」 俺はお茶目に舌をペロっと出して、ウインク

「またヘレンに影武者、頼んじゃった♡」「ヘレンちゃん来てたの!?」「うん

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私達のことがやっぱり心配だって、様子だけでも見に来たんだって」 そんな呑気に話し込んでいると、全身を黒炎で焼き続けているアミダエルがのそのそと近付いてくる

「会いたかったが、小娘ぇ!! 早速、当て付けかい!!」 アミダエルの足元に紫色の魔法陣が展開すると、眩ゆい光を放ったかと思うと、黒炎が消えていた

「まあ解呪するよね」「当たり前だろが、小娘ぇ

会いたかった……会いたかったよぉ、小娘えっ!!」 さっきからそれしか言えねえのかよ

 煩いなと思いながらも、アミダエルの意見に不敵な笑みで返答する

「まあ私も会いたかったよ

あんたでしょ? アミダエル・ガルシェイルさんは?」「如何にも

アタシがアミダエル・ガルシェイルだよ」「まあてっきり人間だと思ってたんだけど……」 明らかに見た目が完全に某ホラーゲームのボスみたい

 醜い蜘蛛の身体に人間がくっついてるアミダエルを見る

「どうやら思い違いだったみたいだね」「いやいや、あたしゃあ人間だよ」「――どの口が言う!」 思わずツッコミたくなるほどのグロテスクな見た目に、雰囲気的には深刻にならなければいけないところ、本当にツッコんだ